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パワーアップ!!


連休が明けて、久しぶりに出勤してみると、仕事というのがいかにストレスなのかよくわかります。というのも、強烈な偏頭痛に襲われたからで、職場にいるというだけで、無意識に感じるストレスがあるんだろうなと。

しかし、そんな頭痛ごときに負けてはいけないので、これは気のせいだと自分に言い聞かせて頑張ってみる。

頑張るといえば。

先日、俳優の今井雅之さんが末期がんであることを告白していました。健康だった頃の面影はなく、やせ細った姿はとてもショックで、それでも復帰をあきらめない強い意志には感服しました。もし僕が同じ立場なら、仕事のことなんか忘れて好きなことをしたくなりそうな気がします。言葉の通り、命がけで取り組める仕事というのは素敵ですね。

で、その今井雅之さんの会見を受けて、当然のようにいくつも記事が書かれ、ヤフーコメント欄にもそれぞれの応援メッセージがたくさんついていました。その中で散見していた意見に、「彼はもう充分に頑張っているんだから、これ以上頑張れなんてとても言えない」といったものがあり、読んでいて違和感を覚えました。

何年前からか、「頑張れ」という言葉が、まるで悪意のある言葉かのような受け止め方をされることが増え、先に書いたように、「あんなに頑張っている人に向かって『頑張れ』なんてよく言えるな」といったセリフをよく見かけるようになりました。まぁ、それはそれでひとつの考え方でしょう。でも、その意見を他者に言う必要はないかなと思います。そもそも、頑張っている人に頑張れと言ってなにが悪いのか。

「頑張れ」を言ってはいけない状況もあるとは思うけど、実は稀で、自分で「頑張る」と思っている人に対して「頑張れ」というのは、たいてい純粋な声援として相手に届くものです。過保護だったり偽善好きな誰彼に限って、頑張れという言葉を否定しようとするんですね。「もう頑張らないでください」が効果的なシチュエーションもあれば、「頑張れ」がぴったりな場合もある。こないだの今井さんの会見を見て、今井さんに向かって「頑張れ!」と声をかけることは、決して悪いことだとは思えません。声援が力を生むことだってあるし。

なにがなんでも頑張れを連呼すればいいわけではない。臨機応変は必要だけど、甘やかしすぎもよくはない。ちょっと弱っている人がいるとすぐに「もう頑張らなくていいから」と言いたくなる人が多いですが、それは相手を楽にはさせても、強くはできない場合が多いです。とすると、次に同じ状況が生まれたときにまた困るだけだし、そのときもそのさきも、ずっとそばにいて「頑張るな」と言って面倒を見てあげられるならいいけど、そうじゃないなら、対症療法ではなく原因療法を選択すべきですよね。

たぶん、「もう頑張らないで」と「頑張って」という言葉は、同じ気持ちから自然に出てくるべき言葉なんでしょう。つまり、相手を思いやる純粋な気持ちから。そこにそれ以外の感情が混じってしまうと、ストレートに響かないで、ロクな結果にならない。現代では、至れり尽くせりに慣れすぎて、頑張るという言葉の意味が履き違えられていそうです。いまのままでは手に入らないなにかを手に入れたいのなら、自分が目指す自分にそのままではなれないのなら、頑張ることは確実にひとつの手段です。万能ではないけれど、無能でもない。家族や親友、医者でもないのに、安易に人に「頑張るな」ということの方がよくない気がします。

[ 2015/05/07 21:31 ] 雑記雑文 | TB(0) | CM(0)

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