うごがはは


言葉の響きはもう幾星霜を経て今日この音に定まってきているので、いくつもの音が淘汰され洗練されていく中で残るいまのそれは、意識してみると見事という他ないくらいにナチュラルで美しい。

美しいという意味を持つ「うごがはは」なんて新語を流行らせようと思っても、決して普及せずに消え去ってしまうでしょう。音をどこまで細分化していけるのかわかりませんが、K の音は鋭利で力強さに儚さをも含み、G だとなにか淀んだ印象を受ける。極楽とか極悪とかいうときの「極」は K も G も含んで超越的だし、学生にはどちらに転ぶかわからない危うさを感じたりもする。すべて後付けでどうとでも言えることだけど、僕が大別できるひとつひとつの音にはそれぞれの持つイメージがあり、それら音の集合体としての単語にも、連なって形作られるフィーリングがある。いくつも継ぎ足していけるから、無限の気持ちが世界にはあって、ピシャリと言い表せる感情は片手で数えるほどしかない。

一人で想ってすらそうだから、二人で話せば相乗効果。
何かを理解することなんて、本当はできないようです。

それでも何か確かなものが欲しいなら、片手で数えるレアでデフォルトな気持ちの追求を。
美味しくて気持ちいい。眠い。

[ 2016/09/13 22:45 ] 雑記雑文 | TB(0) | CM(0)

主役は僕だ


9月に入って、急速に夏が過ぎた感があります。

昼間はまだ日差しが強いものの、体感気温はそれほど高くもない。
「蒸し暑い」の蒸しがとれた感じで、これが来週くらいには、暖かいに変わっていそうな気配もあります。
夕方、日が沈むのが早くなったし、その結果として夜の気温も低くなってきました。
これで一気に秋模様とはならないんでしょうけど、今年の夏はもう、ここにはいない。

四季のある国に生まれて本当に良かったと思うし、四季のない国でも何年か暮らしてみたいと思う。

一事が万事で欲望だらけ、尽きぬ気持ちと足りない時間。

どんな映画を観たいのか、考えながら目を閉じてみる。

[ 2016/09/03 22:30 ] 雑記雑文 | TB(0) | CM(0)

受動的な、誰


よく、世の中なんでも思い通りにはいかないから面白いんだ、なんて言葉を聞きます。

本当にそうかなと思ったりもする。

なんでも思い通りになる方が、面白いんじゃないかと。

反面で、それはその通り、と納得する瞬間もある。
思い通りにならないことを、思い通りに近づけていく過程はたしかに面白い。
満足いく結果にならず、悔しい気持ちを味わうことも、その後の自分次第で悪くはない。
どうやら世の中、なんだかんだで面白いんでしょう。

だいたい、深刻に厳しい状況にいる人は、面白いか面白くないかなんて気にする余裕はない。
「あぁ、面白いことないなぁ」なんて言ってる人は、贅沢なのか怠け者なのかどちらかで、面白いことないなんて言ってる暇があったら探し出して面白がればいい。

閑話休題

普段はうまく、周囲との調和を考えながら職場で働く僕なわけですが、どうしようもなく反社会的な一面はあって、強い破壊衝動に駆られるときもそこそこあります。誰にでもあることだと思います。

手に持ったガラスのコップを、そこに立つ誰かの横の壁に投げつけて割って、金縛りに遭うその誰かの肌を、落ちた破片で傷つけてやりたいと。気まぐれに蹴り、張り、絞め、踏み、朦朧と転がる誰かを見下ろして、唾棄する。それなのに憎しみも悲しみもなく、恨みも怯えもなく、ただ僕への理解と圧倒的な愛情で包み込まれることができたなら、誰かの瞳にその意志を感じ取れたなら、気を失って眠れそうですね。

などとサイコパスな願望を内に秘めつつ、安心してください、穿いてますよと。

理性と良心を脱ぐことなんて、誰かといたらできない僕は。

良いと言うまでそこで僕を愛でててください。



[ 2016/09/02 22:48 ] SM and Sex | TB(0) | CM(0)